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2011年上半期、中国検索エンジン市場規模

易観ニュース:易観国際発表の《中国検索エンジン市場総合分析報告2011》によると、2011年上半期中国検索エンジンの市場規模は75.7億元に達し、2010年下半期から8.2%成長、キーワードからの収入は引き続き好調な収益の勢いを見せている。

2009H1-2011年H1中国検索エンジン市場規模

2009年上半期-2011年上半期 中国検索エンジン市場規模 (出展:易観国際)

 収入の面において、中国の検索エンジン市場は主にキーワード広告収入に依存し、またマーケティング効果が良好なため市場全体の収益を年々押し上げている。ただし、検索エンジン運営会社は絶えず新しいマーケティングチャネルを試しており収入ルートの拡充を目指している。この不断のアップデートが広告主を惹きつける事を希望する。

 コミュニティー検索は今なお設置されている。ネット検索市場は現在SNSとミニブログに代表される新しいメディアと絶えず衝突している。よってコミュニティの形式にかかわらずコミュニティ検索は検索エンジン会社にとって重要である。捜捜に代表されるように、コミュニティではテンセントQQの優位性に依存し、表情、音楽、皮膚等の検索ボリュームが絶えず増大している。これは捜捜が垂直検索で局面を打開したと言える。

 モバイル検索は引き続き拡大していて、産業の収益性を拡大し続けている。易観国際のデータによると、2010年中国のモバイルインターネットユーザ数は2.4億人で2009年から0.5%増加しており、この数字から2011年は4.31億人に達すると予想される。スマートフォンと3Gネットワークの普及およびセット料金の引き下げに従い、モバイルインターネットの発展はこれからも継続していく。百度は2010年第4四半期、モバイル検索のトラフィック流量がPC検索を超えており、このトレンドは今後も続いていくと思われる。トラフィックの安定も、モバイルの利益規模を安定して成長させると予測できる。

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 ちょっと分かり難い説明があるようですね。モバイルインターネットユーザは2010年に前年から0.5%成長していて、何故2011年は急に70%以上の成長があるのか?これは、スマートフォンと3Gネットワークの普及によるものです。(訳が悪いのかも知れませんが)
特に注目すべきは、モバイルの検索トラフィック流量がPCのそれを上回ったことです。今後はモバイルのマーケティングが主流になってくるわけです。PC検索との大きな違いは、言うまでもなく可視範囲の問題です。如何に短く顧客メリットを伝えられるか、見込み客の注意を引くコピーが書けるかが大切になってくるのです。更にPCよりページに留まる時間も短くなるので、瞬間に興味を持たせる必要があります。その点、中国語は字数が少なくても表現が可能な言語なので、モバイル広告には文章の工夫により、質の良い広告も可能ではないかと思われます。

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IMC 上海

董事長:福澤信幸
平成元年 株式会社テプコシステムズに入社し原子力チームに配属される。
平成8年 PCサーバ製造販売会社「株式会社ネット工房」を設立。
平成17年 中国の将来に夢を託し、上海での生活を開始する。5年間IT企業の総経理を務める。
平成22年8月 IMC上海を設立