中国ネット関連情報
2011年第3四半期の中国インターネット広告市場規模は137.4億元に達した。
2010年Q1-2011年Q3 中国インターネット広告市場規模 (出展:iResearch)
iResearch発表の2011年第3四半期中国インターネット広告市場データによると,
2011年第3四半期中国インターネット広告市場規模は引続き増大し,137.4億元に達した。
前年同期比で54.9%の成長となった。
2010年Q1-2011年Q3 中国インターネット広告市場シェア (出展:iResearch)
iResearchの研究データによると、2011年第3四半期中国のオンライン広告市場の各方面において、
程度は違うが同様に成長した。中でも検索広告は依然として急成長し、前年同期比77.8%の成長、
市場シエアは40.1%に達し、シェア第一位を固めた。
ブランド品の画像広告は成長を加速させ、市場シエアは34.8%となった。
そして、動画広告の成長は明白で、高い成長率を維持しており、市場シェアは5.5%に達した。
ネット動画市場は競争が激しいが、閲覧数や閲覧時間が増加しており、更に動画広告の効果は
比較的良好なため、これらすべてが動画広告市場の急速な成長の要因となっている。
2010年Q1-2011年Q3 中国モバイル広告市場シェア (出展:iResearch)
携帯広告市場はインターネット広告の全体的な成長よりも急速な成長で、シエアは7.5%に達した。
携帯広告とネット広告の割合でみると、合計市場規模は148.6億元に達し、携帯広告の成長は
広告市場全体の成長よりも速い。第3四半期の携帯広告市場規模は11.2億に達し、前年同期比で
261.3%成長した。
今はまだ、携帯広告市場は開発の初期段階にあり、将来的に大きな成長が見込まれる。
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インターネット広告市場は大きく成長している。更に有料広告のみならず、
ソーシャルメデイアを利用したプロモーションが注目され、プロモーションの
幅が広がっている。
しかしながら、日本においてもツイッターやFacebook等のソーシャルメディアで
中小企業がプローモーションを成功させた事例はほとんど無い。
成果が出るメディアに投資するのは当然のことであり、市場が伸びているメディアは
効果が出ている証拠でもある。しかしながら、規模がある程度以上に大きくなると、
コストが上がり費用対効果で効率が悪くなる。
成長するメディアは、成長の初期では広告クオリティに関わらず、簡単に結果が出る。
しかし、認知度が上がり参入者が多くなると、広告のクオリティが大切になってくる。
様々なメディアを活用するのはとても大切な事だと思う。しかし、プロモーションは
単なる入口であり、その先の利益を生むシステムが確立されているかどうかが重要だ。