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人人網の財務報告によると、同社は2011年第2四半期の営業収入が激増した。
2010Q2-2011年Q2人人網営業収益推移 (出展:易観国際)
【易観網ニュース】人人網第2四半期の営業収入は3,040万ドルで第1四半期と比べ47.6%増加した。その中で広告収入は1,690万ドルで第1四半期と比べ108.6%の増加、オンラインゲームの営業収入は1,020万ドルで第1四半期と比べ12.1%増加した。その他の付加価値サービスの営業収入は330万ドルで、第1四半期のボリュームを維持した。
易観国際の分析:人人網急成長の要因として以下の点が関係していると見ている。
広告収入が激増し全体の営業収入規模を押し上げた。前四半期と比べ、ネット広告収入の増加は急増で、第1四半期広告収入は810万ドル第2四半期に108.6%の成長で1,690万ドルまで上昇した。この成長速度は中国ネット広告市場の成長(27.1%)と比べ抜きん出ている。
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易観国際の分析は単純に数字の比較をしているだけですが、成長には明確な理由があります。
第2四半期の急成長は、アメリカで株式上場をしたことに大きく影響しているでしょう。
人人公司は今年5月4日、ニューヨーク証券取引所に上場しました。
同社の事業体は、ゲームサイトの人人遊戯、共同購入サイトの糯米網等複数ありますが、
上場主体はSNSプラットフォームの人人網です。
人人網はFacebookのパクリであると指摘されていましたが、本家より先に上場を
果たしました。同社の中の人もパクリを半分認めるような発言があり、上場が危ぶまれていた時期があったと記憶しています。更に、この上場の影には日本が見え隠れしています。同社の株は、ソフトバンクが約3分の1を所有しています。これによりソフトバンクも資産を増やしました。