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22011年Q1中国C2C及びB2Cコンバージョン率

今回は、少し面白いデータを紹介します。

IResearch が2011年Q1中国コンシューマ市場(C2C及びB2C)のコンバージョン率を発表した。
★コンバージョン率の定義:ネット上で注文された数量と、実際に成約した数量の比率を指す。

性別:2011年第1四半期の中国C2C市場は男性のコンバージョン率は女性より高くB2Cでは逆になる。
年齢:C2C市場では18歳以下及び18-24歳の若者のコンバージョン率が高い、B2C市場では、25〜40歳の層が高い。
収入:すべての所得グループのC2C市場のコンバージョン率に明確な差は見られない。
高所得者層へのB2C市場のコンバージョン率は低所得層よりも明らかに高かったと思われる。

2011年Q1ネットショッピング市場コンバージョン率の男女差

 2011年Q1ネットショッピング市場コンバージョン率の男女差 (出展:iResearch)

 2011年第一半期中国C2C市場では男性のコンバージョン率が5.8%と女性の5.3%より高いが、B2C市場では男性のコンバージョン率2.0%となり女性の2.3%より低い。C2CとB2Cのコンバージョン率男女差は顕著である。
  IResearchの分析:買い物をする際女性はより慎重であり、商品価格、品質、アフターサービスなど顧慮する要因が多く、購入の決定力は男性より弱くなっている。B2Cに比べ、淘宝網C2Cは非常に豊富な製品カテゴリーがあり、B2Cに比べ商品品質が低い。よって女性のC2Cにおけるコンバージョン率は男性よりが低いと見ている。B2Cでは女性が懸念する要因が少ないため、結果としてコンバージョンが男性よりわずかに高くなる。

2010年Q1ネットショッピング市場コンバージョン率の年齢差異 (出展:iResearch)

 2010年Q1ネットショッピング市場コンバージョン率の年齢差異 (出展:iResearch)

C2C市場18歳以下及び19-24歳若者の注文コンバージョン率はそれぞれ6.2%と6.0%と、他のグループよりも明らかに高かった。B2C市場は25-40歳の層がコンバージョン率が高い、C2CとB2Cのコンバージョン率は年齢による差異が顕著である。

IResearchの分析:C2Cの商品はタオバオに例を見るように比較的安価です。品質も不均一であり、24歳未満の若者層で購買力が弱く商品の品質要求が高くないので、この層のコンバージョンは高くなっている。B2Cの商品が品質が高めで保証サービスなどが整っており、24-40代の購買力が高く商品品質要求が高いホワイトカラー層に合っていると思われ、コンバージョン率が高くなっている。

2011年Q1ネットショッピング市場コンバージョン率の収入差異

 2011年Q1ネットショッピング市場コンバージョン率の収入差異 (出展:iResearch)

B2C市場では3000-5000元及び5000元以上の中高収入層は、低所得層に比べ明らかにコンバージョン率が高いが、C2Cの市場には明確な違いが見られなかった。

IResearchの分析:中高収入層は商品品質とサービスの要求が高く、B2Cは正にこの点で満足させることができ、コンバージョンが高くなる。C2Cプラットフォームでは商品価格分布の範囲が広く、すべての所得層ではコンバージョンの明らかな違いが見られない。
—————- 記事はここまで —————–


いろいろ分析されてますが、何より驚いたのはコンバージョン率の低さです。しっかりと定義が書いてありましたので、このコンバージョン率は信用できるデータなのでしょう。でも、注文ボタンをクリックして数に対して、実際にお金を払って商品を手にする人が7%に満たないとは、すごい世界です。C2Cには1.5%なんていうのもあります。200件注文が入って、実際にお金を払う人が3人です。

これを見て、中国語教師との会話を思い出しました。タオバオでは支払宝という決済システムを使うのが前提となりますが、初回取引ではこのシステムを理解していない人が多いようです。商品を受け取るためには、先に決済システムへの支払が生じます。商品を受け取って、問題がないと判断された時点、又は発送後7日間反応がない場合に、出品社に代金が支払われます。中国語教師は、商品を受け取ってないのに金は払えない!と揉めて取引が2回不成立だったと聞きました。

こう言うことを含めたインターネットリテラシーの向上が、まだまだ重要である数字だと思います。

本質からずれたコメントになってしまいましたが、インパクトが強かったので、今回はこれにてご勘弁下さい。

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IMC 上海

董事長:福澤信幸
平成元年 株式会社テプコシステムズに入社し原子力チームに配属される。
平成8年 PCサーバ製造販売会社「株式会社ネット工房」を設立。
平成17年 中国の将来に夢を託し、上海での生活を開始する。5年間IT企業の総経理を務める。
平成22年8月 IMC上海を設立